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花粉症はカパ?

アーユルヴェーダでは、花粉症はカパ性の疾患と言われます。
アーユルヴェーダの3つの体質、ヴァータ、ピッタ、カパは、バランスを保っているときには良いのですが、からだに不調が生じているときには、3つのうちどれかが増えてしまっている状態になります

花粉症などの不調が起こっている時、このカパのエネルギーが増えてしまっている状態になります。
そのエネルギーが増える原因というのは、増えているエネルギーの持つ性質と同じものが、身体の中に増えてしまうということにあります。

このカパのエネルギーは、重い・粘り・油性・冷たい・湿気ているといった性質を持つため、身体がこういう状態になっていたり、そのエネルギーをもつ食べ物をとったりするとカパ性の疾患や不調を引き起こしたり、悪化させることになります。

では、どんな対策をすれば花粉症は改善していけるのでしょうか。

花粉症はカパ性の疾患なので、とにかくカパのエネルギーを体の中に増やさないことが大切です。
●牛乳やヨーグルトなどの乳製品は控える。(乳製品はカパのエネルギーを増やします。)

●ネバネバした食べ物はとらない。(粘性の食べ物はカパのエネルギーが増えやすいです。)

●スパイスを積極的にとる。(スパイスのほとんどが、カパのエネルギーを減らします。)

●甘いものを摂らない。(甘い味は、カパのエネルギーが増えやすいです。)

●苦味のあるものを、積極的に摂る。(苦い味は、カパのエネルギーを減らしてくれます。)

私はいつも、甘いものを食べたくなったら、ハチミツを舐めたり、お白湯に入れたりしています。(ハチミツは、カパのエネルギーを減らすのに効果的です。)
他にも、お白湯にスパイスを入れて飲んだり、今が旬の苦味のある春野菜を食べたりしています。

あと、鼻のケアとして、綿棒にセサミオイルをつけて鼻の粘膜に塗っています。朝晩毎日続けていると、鼻詰まりがましになってきたように感じます。

もちろんこれだけで、辛い症状はなくならないかもしれないですが、ちょっと変えてみるだけで、つらい症状が緩和するかもしれません。
花粉を気にせず、春の陽気の中で、思い切り深呼吸できる日が来ることを願って、少しずつでもケアしていきましょう。