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腎の養生で冬の不調を改善しましょう!

まだまだ寒い季節ですね。
この寒さで身体は冷えてしまいがちですが、その中でも、腎が冷えると体内を流れる水液も冷え、身体に様々な不調が起こってしまいます。腎は寒さにとっても弱いので、冬の時期は腎の働きが弱くなりやすいのです
そんな腎には、大事な働きがあります。 

1、我々が先天的に持っているエネルギーの基本物質『精』を蓄えます。    
  『精』は2種類あって
   ★親から受け継ぐ「先天の精」(成長や発育、生殖をつかさどる)             
   ★飲食物から得る「後天の精」(他の五臓六腑の代謝や働きを促進させる)

2、呼吸の深度を保って、呼吸が浅くなるのを防ぎます。

3、人体の水液を暖かい温度に保ち、全身へめぐらす働きをしています。

 寒さによって腎の働きが弱ると、老廃物が排出できなくなります。
そして膀胱や生殖器、ホルモン、免疫、骨、耳、脳などいろいろな器官に影響が出てきます。また、睡眠が深くとれず目の下にクマができる、寝汗をかく、耳が聞こえにくくなる、足腰が弱る、白髪が増える、全身の浮腫みなどは腎臓の弱りでみられる症状です。そう!まさに老化現象です!
そうならない為に冬に腎をしっかり補う事がとても重要になってきます。

そこで腎の養生を少しご紹介しますね。
まずはしっかり睡眠をとる 夜更かしに気をつける
 0時~2時は子時(しじ)といって腎の時間なので、腎をゆっくり休めるためにも早く寝ましょう。

〇体を冷やさないよう身体の中心を暖める 
 腰やお腹に腹巻やカイロを貼る、お風呂は湯船に入って体を温める。

〇温かい朝食をとる 
 お味噌汁やおかゆなどを食べ、冷たい飲み物は避けましょう。

〇乾燥を感じたら水分を補給する 
 お白湯やスポーツドリンクなどは少し温めて、コップ1杯ほどを少しずつとります。コーヒーや緑茶、アルコールなどは避けましょう。

〇腎を補う食品をとる 
 りんご、オレンジ、みかん(焼くといい)、黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、ひじき、海藻類、牡蠣、えび、しじみ、くるみ、大豆、豚肉などです。塩分に注意してとりましょう

本来、自然界の動植物達は秋にしっかりエネルギーを蓄えてから、冬の季節は活動を停止してじっと春を待ちます。しかし人間は冬眠などできませんよね。(そうしたいですけどね)
だから人間もあちこち動き回って気や体力を消耗したり無理なダイエットは避ける、無理せず温かくして少し長めに睡眠をとるようにして、冬はしっかり腎を補いましょう