寒い冬には、からだを潤して温めることが、元気に過ごすポイントです。季節が変わるごとに衣替えするように、季節の変化に応じて、生活習慣も冬シフトにしていく必要があります。
食事でいえば、冷たい飲み物を飲んだり、お刺身や生野菜サラダなどの生ものは極力避けること。これらの生ものは、からだを冷やしてしまうので、いくら外から温めても内側の冷えがあるので、体調不良を招きやすくなります。
寒い時期は、いつもより多めに栄養を摂ることで、熱を生み出しやすいい体つくりをする必要があります。
からだを内側から温めるものでは、ショウガやウコン、シナモンやグローブなどのスパイスを、毎日少しずつ摂りいれること。
とくにおススメはウコンで、代謝をアップさせてからだを温めるだけではなく、抗菌・抗炎症作用があるので、風邪の予防にも一役買ってくれます。
ティースプーン1杯ずつでも摂る習慣をつけることで、冷えに強いからだになっていきます。
簡単なレシピとしては、季節の根菜を、ウコンと少しの油を加えて煮込んだスープです。野菜のうま味とウコンがブイヨンとなって、おいしいスープができます。
また、ホットミルクにウコンとブラックペッパーを入れた、大人のホットミルクもおすすめです。
他には、ショウガは血行を良くし、加熱することで温め効果が高くなります。
ショウガの簡単レシピとしては、細切りにしたショウガを、ゴマ油でいため、砂糖、酒、みりん、しょうゆで味付けした佃煮です。
ショウガには、殺菌作用もあるので、風邪の引きはじめにも有効です。
食事以外では、しっかり睡眠をとることや、朝の寝起きにお白湯を飲んで巡りをよくすること、40℃前後のお湯でお風呂に入り、しっかり温まることなどがあります。
また、寝る前に、足先など冷えやすい部位を、あたためたセサミオイルでマッサージすることもおすすめです。
季節や体調に合わせて、生活習慣をセルフケアで整える。これだけで生活の質は変わっていきます。
これらの方法の中で、ご自身ができそうなものを、1日の中で「ルーチン」として行っていく時間をつくりましょう。
セルフケアをする習慣をもつことで、自分に意識が向くので、ちょっとした不調や前兆に早めに気づくことができます。
寒さに厳しい冬こそ、セルフケアで自分を大事にして、病気知らずの元気な日々を過ごしましょう。