日本人に多い肩こり。
普段は意識していませんが、頭の重さは5~6キロもあります。
買い物の時に、5キロ入りのお米を持ってみると、かなりの重さですが、それと同じくらいの重さがあるんですよね。
そんな重たい頭を支えているのが、首と肩です。
もともと日本人は、欧米人に比べて頭の大きさの割には、首から肩の骨格や筋肉がきゃしゃにできているので、肩こりを起こしやすいのです。
さらに、中年以降になると、骨や筋肉が弱くなってくるので、その肩のこりが、痛みに変わりやすくなります。
肩こりになりやすい原因としては、運動不足、同じ姿勢、目の疲労、ストレスがあります。
改善していくためのポイントは、
①ゆっくりと湯船につかって、しっかり体を温めて血行をよくしていきましょう。
少しぬるめのお湯にゆっくりつかるのがポイントです。
今の季節、お風呂にユズを浮かべたり、大和当帰などの薬草を入れると、さらに身体が芯から温まります。
②肩や首の筋肉の緊張をゆるめましょう。
同じ姿勢が続いたときは、首や肩を回したり、腕を上に伸ばしてぶらぶらさせるなど、身体を動かすことで、筋肉の緊張をゆるめましょう。
また、パソコンなどで集中して画面を見るときは、時々目を閉じたり、遠くを見る、まばたきをするなどして、目の緊張をゆるめましょう。
③ストレスがたまらないように、運動や好きなことをして気分転換をするなど、上手にストレスを発散しましょう。
④規則正しい食生活で、胃腸への負担を減らしましょう。
胃腸の疲れは肩こりの原因になるので、冷たいものや生もの、脂っこいものなどは摂りすぎないように注意するとともに、たまねぎやしょうがなど、血の巡りが良くなる食材は、積極的に摂りましょう。
国民病ともいわれている肩こり。
自覚している不快な症状を改善し、病気にならないために、食事、運動、ストレス解消を心がけて、肩こりに負けない、元気な体を作りましょう!