日々の体調が、季節や五臓(胃、肺、肝、腎、心)と関係があるのをご存知ですか?
東洋医学で考える五臓は、西洋医学で考える臓器の働きに加えて、もっと幅広い働きがあると考えられています。特に今の季節に関係が深いのは肝です。
肝は、西洋医学では解毒作用があると言われていますが、東洋医学でも同じくデトックス作用があります。
特に春は、冬の間に溜め込んだものを一気に外に排出してデトックスをすすめようとするので、肝が疲れてきて、いろんな不調を招きやすくなってしまいます。
例えば、肝にたくさん蓄えられているはずの血が不足すると、イライラや不眠、気持ちの揺らぎなどが生じやすかったり、うまく解毒できなくて身体の重だるさやむくみ、肩こり等々の症状が出てきます。
また、この時期に起こりがちな頭痛や鼻詰まり、めまい、花粉症などによる目の充血、かゆみなども肝の乱れによるものとされています。
待ち望んだ春が来て、暖かくなってきたし、楽しみにしてたのに、なんでしんどいの?って思った方。
そうです。今、身体の中では、あなたが意識しない間に、肝がしっかりと働いてくれているんですね。
頑張っている肝が疲れてしまって、違う不調を引き起こさないためには、まずは肝の調子を整えましょう。
今の季節、旬である山菜や菜の花などちょっと苦味のある野菜やほうれん草、なつめ、アサリ、肝の好む酸味、柑橘系のフルーツなどとると、血が満たされ、肝の調子が整うので、しっかりと働いてくれるのです♡
他にも、軽い運動をする、なるべく決まった時間に寝起きする、アロマなどの香りでリラックスするなども効果的です。
季節の変わり目を元気に過ごすために、ちょっとした不調をみのがさす、早めに身体を整えていきましょう!