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温冷交代浴で入浴効果を高めましょう。

お風呂ではゆっくり湯船につかって体を温める、というイメージですが、実は温水と冷水を交互に浴びる「温冷交代浴」によって、入浴の効果をさらに高めることができます。

温冷交代浴の方法は、とても簡単です。
温かい湯船に3分浸かって、湯船より低い温度のシャワーを30秒~1分ほど浴びてから、また湯船に浸かる、これを3セットから5セットほど繰り返す、というものです。

このときの湯船の温度やシャワーの温度にはいろいろな設定があるようですが、私の場合は、湯船の温度は40℃、シャワーの温度は、24℃~28℃くらいにしています。
シャワーの温度があんまり低いと、心臓に負荷がかかるので、無理のない温度にしています。

また、冷水は全身に浴びる方がより効果があるようなのですが、温度の低いシャワーを浴びたときの「ヒヤッ」とする感覚が苦手なので、足先から少しずつふくらはぎ、ふとももまで浴びたあとは両手、両腕にかけて終了としています。
私は、全身浴びなくても、これだけでもお風呂上がりには身体がポカポカして、足先や手先の冷えが落ち着いてきています。
何より、この入浴法をしてから、寝るときの足先の冷えがなく、よく眠れるようになりました。

温冷交代浴の効果としては
①温水と冷水を交互に浴びることにより、末梢血管の収縮と拡張を繰り返すことで、末梢までの血液の循環が良くなり、冷えが改善する。

②血行が良くなることにより疲れがとれやすくなる。

③肌表面の血行も良くなるので新陳代謝が促され、お肌もきれいになってくる。

④温水を浴びると副交感神経が刺激され、冷水を浴びると交感神経が刺激されるので、これを繰り返すことで交感神経と副交感神経のバランスが整ってくる。
などなど、身体に嬉しい効果があります。

ただし、寒いと感じるほどの冷水を浴びたり、長い時間行うと、身体にかかる負担は大きくなり、逆効果となってしまうため注意が必要です。
特に、血圧の高い方や心臓に疾患のある方は、負担が大きく症状が悪化する恐れもありますので、おこなう場合はかかりつけ医にご相談されることをおすすめします。
病気がない場合でも、体調が良くないときやアルコールを飲んだあとなどは、身体への負担が大きいので控えましょう。

いろんなうれしい効果のある温冷交代浴。ご自身の身体に無理のない範囲で試してみてはいかがですか?