七草の日には七草粥を食べて邪気を払い、1年の無病息災を願います。
昔の日本では新年に若菜摘みを行い、生命力に満ちた新芽を食べることで邪気が払われ、健康に長生きできると信じられていました。また、葉野菜が少ない冬に青菜を食べ、ビタミンやミネラルなどの栄養素を補う意味もあったと考えられています。
日本人にとって、七草の日は家族や自分の健康を願う大切な日です。古くから続いてきた習慣に親しみを持ち、七草の日を楽しみましょう。
七草の日に食べる七草粥は、春の七草を刻んで入れたお粥のことです。日本では昔から、七草粥を食べることで長寿や無病息災を願ってきました。現在では、正月料理のごちそうで疲れた胃腸を休めるという意味も含まれています。
七草粥にいれる七草は
●せり(セリ科)
香りがよく、食欲の増進が期待できます。
●なずな(アブラナ科)
別名ぺんぺん草と呼ばれ、解毒作用があると言われています。
●ごぎょう(キク科)
別名ハハコグサと呼ばれ、喉の痛みや咳を和らげると言われています。
●はこべら(ナデシコ科)
ビタミンが豊富で、虫歯予防や痛み止めによいと言われています。
●ほとけのざ(キク科)
食物繊維が豊富で、皮膚炎の改善に役立つと言われています。
●すずな(アブラナ科)
カブのことです。消化促進、解熱作用があると言われています。
●すずしろ(アブラナ科)
大根のことです。消化促進、風邪予防によいと言われています。
今日も寒さが厳しかったのですが、七草粥でほっこりと温まりましょう。