今日は小寒といって、二十四気の一つで、1年で最も寒さが厳しくなる時期の始まりを意味しています。寒の入りともいわれています。
この最も寒くなる冬の時期に気を付けたいのが、寒さからくる冷え。
冷えは、さまざまな不調の原因となることが多いので、冷えから身を守り、元気に寒さの厳しい冬を乗り切りましょう!
◎適度に温める
冬は、寒さに対応するために、多くのエネルギーを使います。寒さを我慢することは、より多くのエネルギーを消費することになり、身体への負担が大きくなります。
だから、温めることは大切ですが、温度差がありすぎるのも困ります。
家族が集う居間は暖房が効いてあたたかいけれども、廊下に出ると寒い、風呂場やトイレには暖房がないので寒い、など、極端な温度差があることで逆に身体に負担をかけてしまうこともあります。また、暖めすぎることによる乾燥により、不調をきたすこともあるので、温度差が大きくならないように部屋の温度を調整することが大切です。
◎食事で身体の中から温める
寒いこの時期は、土の中で育つ食材が、からだを温めたり水分代謝をよくしてくれるものが多いので、日々の食事に取り入れましょう。
だいこんやかぶ、山芋、たまねぎ、にんじん、レンコン、ゴボウなどです。
これらの食材は、熱を加えて調理することでより温める効果が増すので、焼く、煮る、揚げる、蒸す等で摂るようにしましょう。
また、ショウガや唐辛子など、からだを温めるパワーの強いものも効果的ですが、摂りすぎると乾燥を引き起こしてしまうので、日頃から乾燥気味の方は、注意して摂るようにしましょう。
サラダなどで食べることの多い生野菜は、逆に身体を冷やしてしまうので、注意して摂りましょう。
◎こころにも栄養をあげる
冬は、何となく元気がなくなったり、落ち込みやすかったりしやすいとされています。
どうしても思考がネガティブになったりしたときは、ものごとの良い面に目を向けるようにしましょう。
今あるものや今持っているものなどに感謝をすると、こころの平安が取り戻せたりします。
また、忙しい時ほど少し歩みを止めて、自分のこころと向き合う時間をもってみましょう。
朝のひと時に好きな飲み物でほっと一息ついたり、お風呂に入ってぼーっとする、寝る前に深呼吸する等も、こころの癒しにつながります。
身体もこころも冷えから守り、元気に冬を乗り切りましょう!