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春の揺らぎは自律神経の揺らぎ

春も深まり、新緑の季節となりましたが、朝夕の気温の変化や天候の変化が激しいですよね。
こんなに毎日変化が大きいと、身体がその変化に対応するために、いつも以上のエネルギーを使ってしまいます。
それによる疲れって大きいですよね。
この変化に合わせた身体の調整には、自律神経が大きくかかわっているのですが、そのバランスをとるのが大変です。

この自律神経には2種類あって、活動的に動くときに優位に働く「交感神経」と、リラックスするときなどに優位に働く「副交感神経」があります。

ふだんの生活の中では、この2つの神経がうまくバランスを保ちながら、元気に過ごせるように身体の調整してくれているのですが、このバランスが乱れると、無気力や不眠、食欲低下、憂鬱感、不安感、冷えやむくみなど身体の不調が起こる可能性があります。
さらにこの不調が続くことで心身のストレスはさらに増えてゆき、自律神経のバランスもますます乱れてしまう、という悪循環が起こってしまいます。

自律神経のバランスを整えるためには、食事や運動、睡眠など様々な面からライフスタイルを見直すことが望まれます。
自律神経を整えるために取り入れたい習慣については、

〇目が覚めたら、朝日を浴びて深呼吸をする
朝、目が覚めたら窓を開けて、朝日を浴びましょう。朝にを浴びることで「セロトニン」というホルモンの分泌が活性化されるので、生活リズムが整いやすくなります。
また、深呼吸することで、さわやかな気分で身体がスッキリと目覚めていくので、心身ともに活動的になります。

〇歩くときは、歩幅を広くする
歩くときに、歩幅を広げて大股でスピーディーに歩くことで、代謝が上がります。
代謝が上がると、心と身体のリズムが整い、セロトニンの分泌も促されるので、ポジティブに過ごすことができるようになります。

〇食事をするときは、食事に集中する
食事をするときは、食べ物の形や色をみて、湯気や香りを感じ、口の中に広がる温度や味わい、固さなどを、五感を使ってゆったりと味わいましょう。
それだけで食事の時間が豊かに感じられますし、食事に集中して食べることで、しっかりと満足感が得られるので、食べすぎ予防にもなります。
一人で食事をする時も、ぜひスマホを置いて、食事を楽しんでみましょう。

〇添加物を控えて、腸の調子を整えましょう
腸と脳には密接なつながりがあるので、腸の乱れが自律神経の乱れにつながることがあります。逆に、自律神経の乱れが腸の不調につながることもあります。
自律神経が乱れているな、と感じることがあれば、腸内環境を悪くする可能性がある添加物はできるだけ控えるようにしましょう。
発酵食品などは腸の調子を整えてくれますので、しっかり摂って腸をケアしましょう。

〇夜は湯船につかってリラックスしましょう
お風呂にゆっくりと浸かって心身ともにリラックスすると、ストレス解消につながります。また、睡眠の質も高まりますので、自律神経の乱れを防ぐことができます。

〇寝る前に、「今日の良かったこと」を3つ振り返る
悪かったことではなく、「良かったこと」「できたこと」「うれしかったこと」など、気持ちがほっとするような出来事を思い出してみてください。
脳をポジティブな状態にすることで、心が整い、リラックスした気持ちで眠りにつくことができます。

以上のようなアクションの中で、毎日の生活の中に少しでも取り入れることができることがあれば、ぜひ実行してみてください。
自律神経の乱れによる揺らぎを少なくすることで、元気に楽しい毎日を過ごし、この季節を満喫しましょう。