看護学生の頃、いろんな病棟に実習に行ったのですが、どこも命を預かる現場なので緊張する毎日でした。
特に外科は、手術後の患者さんの病状管理や急変にも対応していくので、とても緊張したのを覚えています。
と同時に、感じるストレスもマックスに！
そんな過酷な現場での実習で、指導してくださる看護師さんは、未熟な私たち相手に大変な思いをされていたのにいつもにこにこ。
「どうしていつもそんなに笑顔なんですか？」と質問した私たち。
その指導者さんは、「どっちにしてもしないといけないことなら、怖い顔してするよりも、にこにこしてやった方が気分良くない？」って。
たしかに！そうです！
怖―い顔してやってても仕事はへらないし、逆に気持ちはどんどんすさんでいく。
でも、なんでもいいから、とりあえずにこにこしてたら、だんだん気持ちも上向いてきて、本当に楽しい気分になって、イヤな仕事も苦ではなくなってきます。
それからは、あんなに辛かった実習が、少しだけ前向きにがんばれたような気がします。
その後の国家試験の勉強も、失敗を友達と笑い合って、不安な気持ちをやり過ごしていたな。
就職してからも、私の中では、その指導者さんの言葉が残っていて、できるだけ笑顔で仕事をしていました。
そのおかげで、辛い毎日も乗り越えられたかな。
無理する必要はないけど、今日頑張ること、やらなければいけないことは、にこにこしながら取り組んでみること。
まずは、部屋の掃除をするときに、にこにこ笑顔でやってみようかな。
毎日、ニコニコ笑顔で過ごす時間、増やしていきましょう。
