今回は、アーユルヴェーダのベースオイルとなるセサミオイルについてのお話です。
セサミオイルは、よくスーパーで見かける、いわゆる「ごま油」として食用で使われるのははもちろん、インドやスリランカでは古来より美容効果のあるオイルとしても利用されてきた長い歴史があります。
セサミオイルには、焙煎された、ゴマの香ばしい香りがする茶色のオイルと、焙煎していない生のゴマそのものから抽出された白いオイルがあります。
アーユルヴェーダのベースオイルになるのは、焙煎されていない白いオイルです。
ゴマには豊富な抗酸化成分が含まれていますので、肌に使用することで毛細血管から体内に吸収され新陳代謝が良くなり細胞の老化を防ぐなど、保湿効果だけではなくエイジングケアをはじめお肌に嬉しい効果をたくさんもたらしてくれます。
1.浸透力と保湿効果
皮膚から入ったオイルが5分以内で神経組織や骨髄まで到達すると言われております。高い浸透力と保湿効果で皮膚の生まれ変わりを助けると考えられています。
2.デトックス効果
体内に浸透したオイルが、毒素を排出させる効果が期待できます。
3.温める効果と免疫力向上
ゴマ自体に温める効果があり、からだを温める効果があります。また、内臓から温めることとデトックス効果により、自己免疫の向上も期待できます。
4.抗酸化作用
抗酸化成分である、リグナン・セサミン・セサモリン・セサモール・ビタミンEを多く含みますので、新陳代謝を活発にして、細胞の生まれ変わりを活発にさせます。
5.肌や髪にツヤとハリを与える
ゴマの抗酸化作用は、頭皮や髪の老化を防ぎます。毛穴の汚れを取り除いて皮脂分泌のバランスを整えるので、抜け毛や白髪にも効果がありますし、皮膚の代謝もスムーズになるので、美肌にも効果があります。
6.粘膜の強化
目の周り以外の粘膜にも使えます。例えば、鼻の穴に少量塗ることで乾燥を防ぎ、外部からのトラブル回避が出来ると考えられています。
このように、セサミオイルには様々な効果がありますので、単体でマッサージをするだけでも、上記のような効果が期待できます。
サロンでは、このような素晴らしい効果のあるセサミオイルをベースに、様々な薬草のエキスが入ったオイルを使用して、アヴィヤンガという全身マッサージを行っています。
全身にくまなく薬草オイルを使用して行うアヴィヤンガ。
もう、その効果は想像できますよね！
