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足先から健康に!

いつまでも健康に過ごすために、身体の健康を維持することは大切です。
身体の健康を維持するためには、身体を鍛えることのできる運動をすること、それを続けていくことが重要です。その中でも、気軽に鍛えられて効果が高い部位が、「足指」です。

そもそも足指の力は年齢を重ねると下がっていきます。また、女性はパンプスやストッキングなどをはいていると、常に足先が縮こまってしまって、足の指を広げることができなくなっています。
ふだんはあまり意識しない足の指ですが、実は歩くことや身体のバランスを保つことにとっても重要な役割があるのです!

まずは、意外と知らない足指の力についてお伝えします。

①転倒予防
実は足の指はからだのバランスを保つのに、非常に大きな役割を持っています。
立った状態から前の方に倒れそうになったときは、足指を曲げて、地面をつかむことで身体のバランスを保ちます。
逆に後の方へ倒れそうなときは、足の指を上に伸ばすことで倒れないように重心を保とうとします。
だから、足の指を曲げたり伸ばしたりと、自由に動かすことができるようにすることで、転倒予防につながります。

②体力を維持できる
人は歩くとき、足指で地面をつかみ、蹴り出すことで前に進む力を生み出しています。
足指の力が強いと安定して歩くことができるので、長い距離を歩いても足が疲れにくく楽に歩けるので、体力の維持に役立ちます。

③偏平足の改善
足の裏の土踏まず(つちふまず)が少ない状態を「扁平足(へんぺいそく)」といいます。
扁平足になると足が本来持っているクッション作用が上手く発揮できず、疲れやすくなります。足指を鍛えることで足が本来持つ機能を強くし、扁平足の改善にも役立ちます。

では、実際にどのようにして足指を鍛えると良いのでしょうか。
どれも手軽に隙間時間でできる運動ばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。

〇足指じゃんけん
・足の指を丸める(グー)
・親指を上にその他の指を下に開く(チョキ)
・足の指1本1本をできるだけ均等に開く(パー)
という運動を行います。
この運動を繰り返すことで足指が動かしやすくなり、歩いている時にも足指を意識しやすくなります。
2人で行う場合は、お互いに足指でじゃんけんをすることで楽しく運動することができます。

〇タオルギャザー
床に薄いタオルを置き、足指でたぐり寄せるようにして手前に引き寄せます。
立ったままだとやりにくいので、椅子や床に座って行います。
1.タオルを床に広げて置きます。
2.足の指を出来るだけ大きく広げてタオルをつかみます。
3.指は縮めずに伸ばしたままギュッと引き締めてタオルを引き寄せます。かかとの位置は変えません。
4.何度も繰り返してタオルを引き寄せていきます。
5.終わったら反対の足も同じようにやります。

慣れないうちはタオルをつかむのも難しいかもしれませんが、続ける事でだんだん足指が動いてくるはずです。
足指は伸ばしたまま引き寄せることで、土踏まずにあるアーチを鍛えることが出来ます。

〇背伸び
立った姿勢で背伸びをすることで、足指を鍛えることができます。
背伸びするときに足指に意識を集中し、足指を曲げるように力を入れることがコツです。
自分の身体の体重を利用するので、道具を用意する必要がなく、手軽に行えますし、適度な負荷があってとても効果的なトレーニングです。

足は身体の土台になる場所。
ふとももなど足の大きな筋肉を鍛えることも重要ですが、身体の全体重を支える足や足指を鍛える運動も行うことでいろんなうれしい効果があります。
足指のトレーニングで、足先から健康になりましょう!